神社お参り作法 時間
神社には初詣に行ったりするぐらいで、
普段はちょっと足を踏み入れにくい場所のイメージがありませんか?
私自身も小さい頃に神社の裏手に秘密基地を作って遊んでいたのですが、
見つかって怒られてからは神社に近寄っていませんでした。
ですが、新年初詣のお参りへ行ったり、
子供が生まれて七五三のお参りへ出向くなど、
生活の節目、人生の節目に、神社でお参りする機会もあります。
また、最近では、最近パワースポット巡りや御朱印集めなど、
趣味としても知られるようになってきていますので、
一般的には以前ほどの敷居の高さもなく、出かける機会も増えたかも知れません。
しかし、いざ立ち寄りお参りをしする時になって…
「あれ?お参りってどうやるんだろう」と焦ってしまうケースもありそうですよね。
とりあえずお賽銭を入れてパンパンと手を叩いて目をつぶってお祈り。
私もこんな↑認識だったのですが…
実際に神社でお参りする周りの方を見てみると…
お辞儀をしたり鈴を鳴らしたり色んな事をしているんですよね^^;
後で調べてみたところ、
どうやらお参りにも『作法』や『相応しい時間』があるようです。
私も子供がもう少し大きくなれば七五三を迎えますし、
この機会に神社でのお参りの作法や参拝時間について
しっかり調べてみることにしました。
神社のお参り作法についてハテナに思っていた方はご参考にしてください。
神社でのお参り作法・時間 大人マナー
私のように思いつきで
「よし今から寄って行こう」と立ち寄るのも構わないそうなのですが、
もし神社でのお参り自体を目的にする場合は、
出来れば前日からやっておいた方が良い準備があるのです。
神社お参り準備
お天気はどうかな?
天気予報をチェックしましょう。
可能であれば神社へお参りに行く日は「晴れの日」が良いそうです。
※少し難しい話になりますが『陰陽思想』に基づいて考えた時、
晴れの日は【陽】雨の日は【陰】。神社へのお参りで、特に強くお願いしたいことがあったり、
パワーをもらいたいと考える場合は【陽】のタイミングで行くのが良いとされています。
何時ぐらいに行こう?
お参りする時間も、【陰】【陽】を基本に考えた方が良いそうです。
陽の時間帯は昼、陰の時間帯は夜。
もう少し具体的に細かく時間分けすることもできます。
【陽】…6:00~12:00(陽中の陽)
12:00~18:00(陽中の陰)
【陰】…18:00~2:00(陰中の陰)
2:00~6:00(陰中の陽)
もっともお参りに適していると言われるのは【陽中の陽】で、
太陽が昇ってから午前中のうち。陽の時間帯で、
さらに陽の気が徐々に強まっていくためだそうです。
しかし7:00~9:00の間は陽の中でも【辰の刻】と言って、
人間にとっては陽の気が強すぎるためこの時間帯は避けた方が良いと考える方もいます。
何を着て行く?
本格的に祈願・御祈祷・お祓いをしてもらうという訳じゃない場合、
服装はそこまでキッチリしなくても大丈夫だそうです。
ただ、あまりカジュアル過ぎる物(ジーンズ・ジャージ)等は
あまり好ましくないと言われています。
お風呂で身体を綺麗に洗う
「身を清める」とも言いますね。例えば会社の面接に行く時、
尊敬する人と直接会う時、不潔な身なりで行く人はいませんよね。
神様に会いに行くわけですから、清潔にしておきましょう!
お賽銭を準備しておこう
いざ神社についた時にお賽銭がない!なんて事にならないよう、
できれば事前にお財布をチェックしておきましょう。
お賽銭の金額に決まりはありませんのでいくら入れるかはあなた次第。
基本的に5円玉は『ご縁』という意味合いも込めてお賽銭に使われる多いです。
逆に10円玉は『遠縁(とおえん)』、
500円玉は『これ以上の効果(硬貨)が無い』等と
とれることからお賽銭には向かないと考える方もいるそうです。
こういった語呂合わせや言葉遊び的なところから
お賽銭の金額を決めるのも楽しいですね。
神社にお参りに行こう!
いざ神社に来て一番最初にするのは…
そう、神社の入り口である鳥居をくぐること。
鳥居をくぐるところから神社でのお参りはスタートしています。
ここからは実際にお参りする時の作法についてです。
鳥居のくぐり方
鳥居をくぐる前には自身の服装が乱れていないか軽くチェックしましょう。
鳥居の真ん中は神様が通るとされていますので左右のどちらかに一歩ずれ、
軽く会釈をしてから鳥居をくぐって下さい。
境内に入ったら、次に向かうのは手水舎
手水舎は「ちょうずや」「てみずや」「てみずしゃ」等と呼ばれており、
お参りをする前にここで手と口を清めるために立ち寄ります。
☆手水舎での作法
【1】右手にヒシャクを持ち水を汲む。
※この一番最初に汲んだ水で両手と口、ヒシャクまで全て洗うため、少し多めに汲んでおいた方が良いかもしれません。
【2】ヒシャクの水で左手を洗う。
【3】ヒシャクを左手に持ち替え、右手を洗う。
【4】ヒシャクを右手に戻し、左手にヒシャクの水を少し溜めて口をすすぐ。
※ヒシャクに直接口をつけるのはマナー違反です。
【5】ヒシャクを立て残った水で自分が手で持っていた柄の部分が洗われるようにし、ヒシャクを元の位置に戻す。
※最後にヒシャクは伏せておきましょう。
いざ、神前へ!
神前に立つ前にお賽銭は用意しておいた方がスマートです。
また、真ん中は神様の力が強すぎるため、鳥居をくぐった時と同じように
左右どちらかに少しずれた方が良いようです。
神前に立ったら、まずは姿勢を正しましょう。
☆お参りの作法
【1】お賽銭を静かに入れる。
【2】鈴を鳴らす。
【3】2回深くお辞儀する。
※調べてみたところ最敬礼である45度を越え、背中が平らになるぐらい(90度)のお辞儀と書いてある所が多かったです。
【4】胸の前で2度パンパンと拍手。
※ここで拍手した後に日ごろの感謝と願い事を伝えたりします。
【5】1回深くお辞儀する。
今回は神社でのお参りをご説明していますが、
もしお参りするのが「お寺」である場合拍手はやめておきましょう。
間違えて手を鳴らしてしまう方が多いそうです。
最後に鳥居をくぐるまで気を抜かない
そのまま歩いて鳥居をくぐってしまわず、
一度振り返って軽く会釈をしてから出るようにしましょう。
神社でのお参り作法まとめ
神社へ行く時間や天気についても「正しい考え方」という考え方、
作法にも神様へ失礼の無いようにと心配りがあったりするんですね。
自分の知らないことだらけでした^^;
普段神様への感謝の気持ちすら述べないのに、
初詣の時突然神社へやってきて「宝くじに当たりたい」等と
不躾なお願い事ばかり一方的にしていても、そりゃあ叶うわけがないですね…。
今回しっかり時間や作法について確認できたので、
次回からは大人らしく神様に日ごろの感謝の気持ちを伝えに行こうと思います。
コメント
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何も考えず5円玉放り投げてたので、その行為の意味、その物の意味とかを知ると中々奥深いですね。伝統やその他は守っていきたいので、是非参考にさせてもらい、今後に生かしてみたいですね。とりあえず嫁と息子にも見せます。